4月下旬にきゅうりのグループで苗を植えました。

毎日、グループで集まり水やりを行う中で、初めはグループの友達は意識しているもののなかなか全員で集まれずにいましたが、「○○ちゃんお部屋にいたし、呼んでくるからここで待っててな」などとグループの中でコミュニケーションを取れるようになり、どんどん大きくなっていくきゅうりの生長や収穫できた嬉しい気持ちを保育者や友達に伝え共感しあう姿がみられています。

又、「測ってみよう!」と手作りのものさしで測り、「ぼくの方が大きいなあ」と友達と比べっこ。収穫したきゅうりの大きさの違いに気づき、数量にも関心を持ち始めています。「おうちに持って帰ったきゅうり、塩もみして食べたよー!」「持って帰ったきゅうり、ぼくがお料理してん」「今日のお弁当に幼稚園のきゅうり入ってるねん」などと、おうちでの様子も話してくれます。毎日、水やりや雑草抜きなどのお世話をし、自分たちの手で育てたきゅうりを食べられる喜びを栽培を通して感じています。
きゅうりが苦手でも、ちょっぴりがんばって食べている様子もうかがえ、きゅうり1本1本に子ども達の思いがこもっているんだなあと思いました。自分で育てることで、ただその食物を味わうだけでなく、その食物の生長過程に興味関心を持ち、また口にするまで、手間や時間がかかっていることを知り、自然の恵みに感謝していただく気持ちを大切にしていきたいです。